antron®

ホスピタリティ/公共空間

採用力ーペット:東リ株式会社 特注タイルカーペット

100年建築に
ふさわしい
最高品質の
カーペット

芸術・文化の集積地である上野公園に位置する東京都美術館は、1926年の創設以来およそ90年もの間、国内外の多くの人々に親しまれてきた文化施設です。建築家、前川國男氏の設計で1975年に建てられた現在の建物は、老朽化に伴い全面改修が行われました。設計当時のコンセプトを受け継ぎつつ、さまざまな検討を重ねて、計画から竣工まで8年もの歳月を要する一大プロジェクトとなりましたが、より美術品に親しみやすい空間へと発展し、文化創造の拠点として新しい歴史を刻み始めています。

後世に残る美術館として

東京都美術館は、全面改修を経て2012年に新しく生まれ変わりました。4つの公募棟と増床された企画棟からなる延べ床面積37,748.81m2の大型文化施設です。設計を担当した前川建築設計事務所主任建築家の東原克行氏は語ります。「前川國男は、社会資本として後世に残る建築を作ることを目指していました。ですから、街並みを作り出す建物の外観はできるだけ変えず、建物内部を、時代の要請に合わせて改修することがリニューアルのコンセプトでした」。

メンテナンスしやすい静かで優しい素材

新たな美術館では、静かな環境の中で美術観賞ができるよう考慮され、展示室の床は全面カーペット敷きです。「フットノイズの発生を抑え、吸音性もあるカーペットは、集中して美術鑑賞するのに最適です」と東原氏が語るように、計画当初から床材にはカーペットが検討されていました。
「館内でつねに人間に触れているのは床です。来館者は、足の裏で建物と対話しています。カーペットは、時間をかけて作品鑑賞する人にとって、圧倒的に疲れにくくて快適です」また昨今では、高齢者の来館も増えていることから、「お年寄りが万一転倒しても、柔らかくクッション性がある素材ならダメージが少ないかもしれません。カーペットは時代に合ったメリットの大きい建材です」と東原氏は説明します。
しかしカーペットを採用するには、年間予想来訪者数から鑑みて、過酷な使用に耐えうる性能を備え、浮遊粉塵やメンテナンス性に関する懸念を払しょくすることが前提であり、採用決定に至るまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。東京都により、さまざまな角度から建材の性能・品質・コストの妥当性が検討され、特にカーペットについては、メンテナンス・フットノイズの軽減・消耗時の代替対応など、時間をかけて多くの項目が検証されました。
東原氏は語ります。「カーペットは、空港でも使用され耐久性が高いことは証明されています。ひどい汚れがついても、タイルカーペットならピースごとに工場でクリーニングが可能です。歩行によって拡散する空気中の浮遊粉塵量も、カーペットがホコリをキャッチし掃除機で除去できるので、実はハードフロアより少ないことが分かりました。これらを膨大な資料を用いて説明することで、委員会の理解も得られたのです」。
厳しい審査を経て採用されたのは、アントロン®ファイバーを使用し、定番モデルノをベースにした東リ株式会社製の特注タイルカーペットでした。使用されているアントロン® ルーミナ™原着ナイロン6,6は、四角中空形状をしているため、光を乱反射させ汚れを目立ちにくくするとともに、強固な構造により、へたりも少ないのが特長です。「今回採用したカーペットについては、維持管理次第では、次の大改修までもつような品質を備えていると感じています。インテリア設計の面からも最善の選択だったと思います」と東原氏が語るように、リニューアルから2年が経過してもなお、アントロン® ファイバー製カーペットは新品のような質感を保っています。

『今回採用したカーペットについては、維持管理次第では、次の大改修までもつような品質を備えていると感じています』

前川建築設計事務所 主任建築家 東原克行 氏

前川建築設計事務所主任建築家 東原克行 氏

施  設  名:
東京都美術館
採用力ーペット:
東リ株式会社 特注タイルカーペット(アントロン®ルーミナ™原着ナイロン6,6)
採用力ーペット:東リ株式会社 特注タイルカーペット

来館者にとって
一番いいものを

「美術館は用途によっていろいろな床材があっていいと思いますが、お客様の立場で考えたときに、カーペットは有力な候補だと思います」そう語るのは、東京都美術館広報担当係長を務める山崎真理子氏です。
60歳以上の来館者が全体の4割以上を占める東京都美術館では、高齢者に対応した施設づくりが重要な課題です。上野公園内を10分弱かけて歩いて来られる高齢者の方々に、少しでも足に負担のかからない環境を作りたい。そんな思いもあり展示室内には全面カーペットが採用されました。

アントロン・ファイバーは掃除しやすい

快適な空間で美術鑑賞をしてもらうためには、展示空間全体も美術品の一部としてしつらえ維持管理する必要があるので、運営者にとってはメンテナンスが大きな課題となります。東京都美術館では、“その日の汚れをその日に落とす”という方針でメンテナンスに臨んでいます。「清掃コストのこともあるので、汚れ方や清掃方法については事前に相当な検討をしました。カーペットを導入するからには、やはりメンテナンスに本気で取り組むことが前提です」と山崎氏が語るとおり、閉館後、毎日バキュームによる清掃が行われているおかげで、リニューアル直後のような理想的な状態が長く保たれています。
しかしそのように万全を期しても、実際は意外なことに、ガムの付着が見られるといいます。「ガムを除去するには、強力な溶液でゴム成分だけ溶かします。カーペットファイバーがそれに耐えきれないと、色があせたりファイバーがダメージを受けたりしてしまうことがありますが、ここで使われているカーペットはそういうことが全くありません。繊維が傷まずそのままの状態を保てるので、清掃スタッフは「掃除がしやすくてありがたい」と話しています」(山崎氏)。
1日1万人以上もの来館者がある東京都美術館では、展示室内の歩行動線上に生じる擦れやへたりも懸念事項の一つでした。しかし、「展示室の入口や出口は、レイアウトの変更がなく動線が変わらない部分ですが、擦れやへたりは今のところありません」と山崎氏が語るように、カーペットに使用されているアントロン®ファイバーの四角中空糸は、異経度*が小さく、擦り切れや摩耗が少ないのが特徴です。

汚れが落ちやすくシミもつきにくい

落ち着いた雰囲気で高級感漂うレストランアイボリーでも、アントロン®ファイバー製カーペットがその威力を発揮しています。「一般的に飲食エリアでは、毎日の清掃でどんなに清潔に保っていても、食べ物や飲み物によるシミ汚れを避けることはできません。アイボリーでも、お客様の目にふれるシミ汚れのひどいピースだけは取り替えました。取り換えない部分と新しいピースの部分で色みに差がでないか心配でしたが、すぐに馴染んで安心しました」と山崎氏は語ります。アントロン®ルーミナ™ナイロンは飲食物等による酸性のシミ汚れに対し耐性を備えており、メンテナンスが容易です。溝のない滑らかな外部表面をした四角中空糸は、汚れを除去しやすく、毎日の清掃で新品同様の美しさを維持できるため、部分的に新しいタイルカーペットと交換しても遜色なく馴染みます。レストランスでも安心して導入できる理由の一つです。東リ株式会社の高級感あるアントロン®ファイバー製カーペットなら、これからも、多くの人々にゆったりと快適に過ごせる空間を提供しつづけることができることでしょう。

*アントロン® ルーミナ™原着ナイロンが採用する繊維表面に溝がない四角中空形状(各穴は人間の髪の毛よりも細い)の異径度は業界の最小値と同等のMR1.3です。重歩行エリアの汚れの堆積を最小限にするためには、MR1.5以下が推奨されています。

『繊維が傷まずそのままの状態を保てるので、清掃スタッフは「掃除がしやすくてありがたい」と話しています』

東京都美術館 広報担当係長 山崎真理子 氏

東京都美術館広報担当係長 山崎真理子 氏

施  設  名:
東京都美術館
採用力ーペット:
東リ株式会社 特注タイルカーペット(アントロン®ルーミナ™原着ナイロン6,6)

東京都美術館
住所:東京都台東区上野公園8-36
開館時間:9:30~17:30 (入館は17:00まで)
※特別展開催中の金曜日:9:30~20:00
休館日:毎月第1・3月曜(祝休日は開館し、翌日休館)
※特別展・企画展は毎週月曜日。
※年末年始のほか、整備休館など臨時に休館及び開館することがあります。
最新情報はWEBサイト(www.tobikan.jp)をご確認ください。
展覧会情報:www.tobikan.jp/exhibition/index.html

レストラン IVORY
特別展開催時には、展覧会をイメージした特別メニューも提供しています。
詳細は、WEBサイト(www.ivory-restaurant.com)をご覧ください。
営業時間:11:00~17:30(ラストオーダー16:30)
※特別展開催中の金曜日11:00~20:00(ラストオーダー19:00)
定休日:毎月第1・3月曜(祝休日は開館し、翌日休館)
※美術館休館日に準ずる